くし刃型:Pシリーズ P15/25

NC旋盤

くし刃型:Pシリーズ P15/25 P15の間口はわずか550mm 実用性に富む超小型機のスタンダード P25は6インチチャックまで ITや自動車等の高精度部品加工に最適 0.1μmの高精度仕様

開発ストーリー

「新聞紙サイズの面積」

IT業界など最先端の加工対象ワークが増えるにつれて、部品のダウンサイジング化が進んでいった。
新聞紙サイズの面積の超小型工作機械を作りたいという要望が、大手精密機器メーカーより舞い込んだ。
超小型工作機械とはいえ、研究開発用ではなく大量生産に耐えうる機械を開発しなければならない。

難しい宿題だが、下記の点から従来の構造を見直した。

1, 正面に構える主軸と分離した刃物台によるスペースセービング
2, シンメトリックの左右対称低重心構造
3, 柔軟な自動化対応が可能

開発は成功し、更なる拡販を期待して、JIMTOF(日本国際工作機械見本市)にて機械を出展した。
最終日の「ほたるの光」のメロディーが流れる中お客様が食い入るようにPシリーズを見つめていた。
大手自動車部品メーカーの生産技術の人であった。
機械のサイズが無駄と考える新たな潮流の中で、この機械がピッタリ合致すると後日語られた。

このお客様の会社へプロト機を納入してから10年余りで数百台の納入実績が生まれた。
いままで多くの取引がなかった自動車部品業界だったが、愛知県に初めて営業所を出すことになった。

スペック・仕様

インフォメーション

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